用語集
バリ
別称・英語表記:burr
読み:ばり
関連カテゴリ:バリ・面取り・エッジ品質
要点
- 切削・打抜き・鋳造などで加工エッジに発生する突起状の残留物
- ロールオーバー・ポアソン・ティア・カットオフの4種類が代表的
- 完全に発生をゼロにするのは難しく、許容基準で管理するのが一般的
詳しい解説
バリは、加工方法、材料、工具、加工条件、加工形状などの組み合わせによって、ある程度必ず発生します。完全にゼロにすることは現実的に難しく、多くの製造現場では「許容できる範囲に抑える」あるいは「後工程で除去する」という運用がとられています。
代表的な4種類(ロールオーバーバリ、ポアソンバリ、ティアバリ、カットオフバリ)は、それぞれ発生メカニズムが異なります。詳細は関連記事「バリとは」を参照してください。
実務上の注意点
- 用途・部位ごとの許容基準は社内基準や取引先要求に従う
- 目視検査だけでは見落としやすく、特に交差穴内部などで問題化しやすい
- 「面取りすればバリも取れる」は不十分。両者は別概念として扱う
関連する工程
- バリ取り(deburring)
- 面取り
- 検査
- 後工程の自動化
よくある誤解
誤解:バリは必ずすべて除去しなければならない
正しくは:用途・部位ごとに許容基準が異なります。すべての部位で完全除去を目指すのは現実的でない場合があります。
誤解:面取り工程の中で自動的にバリも取れる
正しくは:面取り工程で除去されるバリもありますが、面取り工具が届かない位置や対象外部位は残ります。
よくある質問
- Q. バリと面取りはどう違いますか?
- A. バリは加工後に意図せず発生する不要な突起であり、面取りは設計上意図されたエッジ加工です。両者は目的が異なります。
- Q. バリは必ず除去する必要がありますか?
- A. 用途・要求品質・部位によって異なります。安全・機能・組立に影響する場合は除去が必要ですが、影響が小さい部位では許容範囲を緩める運用もあります。
- Q. バリの種類にはどんなものがありますか?
- A. 代表的にはロールオーバー、ポアソン、ティア、カットオフの4種類です。実際には複数が複合的に発生することが多いです。